あおむけになって本を読んでいたら

嬉しくなった。

お腹をうえにして首を持ちあげ、いるかは、ゆっくり背泳ぎをした。
「ああ。星がいっぱい。••••••なんてしずかなんだろう。さびしいくらいだ」
いるかは、独りごとをいった。

ー『ともだちは海のにおい』ー工藤直子

背泳ぎをしているいるかは、
海の上で あおむけ。
そろそろ寝ようかという僕は、
ベッドの上で あおむけ。

なんか、少しだけ、
いるかの目線。
いるかの気持ち。

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